本格的な米づくりを体験できる「天穂のサクナヒメ」
「天穂のサクナヒメ」は、仲間たちと一緒に米づくりに励むリアルなお米づくりシミュレーションと、さまざまなステージに挑んでいく2Dアクションが融合したゲームです。四季や時間の変化が存在し、その日、その季節にどう過ごすかによって、主人公の「サクナヒメ」の成長や島の探索などに影響を与えます。
サクナヒメたちの生活の基本は、“米づくり”です。自分たちが食べる食材は自分たちで用意しないといけないので、仲間と一緒に暮らす家で田んぼを耕し稲を育てていき、収穫した食材で料理をします。
この米づくりですが、日本伝統の米づくりの手法をベースに、非常にこだわりのあるシステムになっているのです。土を耕す「田起こし」、田んぼに稲を植える「田植え」、実った稲を刈り取る「稲刈り」、稲から籾を外していく「脱穀」、稲の殻を取り除き精米する「籾摺り」などの本格的な作業を行っていきます。
今回は、天穂のサクナヒメの米づくりの行程について、「田植期」と「育成期」を詳しく紹介します。なお、ここでは、PlayStation4版の操作で解説します。
・田植期「田起こし」
冬に行う田植期の最初の作業です。土を耕すには、コントローラーの「□ボタン」を押すだけです。耕していくと土の色が変わってくるので、全体がしっかり耕せるように、色の変化を確かめながら移動して耕しましょう。たまに邪魔な石が落ちている時があるので、見つけたら取り除きましょう。色の変わっていないところを見つけながら耕していくのは大変ですが、手間をかけて土を耕すほど、稲がしっかりと張りよく育つので、手を抜けない作業です。
・田植期「田植え」
春になると、田植えの季節になるます。選別した種籾から育てた苗を田んぼに1つ1つ植えていく作業です。苗を植える間隔によって、米の収穫量や栄養価が変わってくるので、間隔を調整して植えていく必要があります。間隔が近すぎても遠すぎても良くないので、なるべく等間隔に植えるために、「植えては数歩進む」という動作を繰り返すのは結構大変なようです。
物語が進むと、農技「田植えの勘」というスキルを入手でき、田んぼにマス目が現れるので、植え付けの間隔がわかりやすくなります。
・育成期「肥料と草むしり」
より品質の良い米を作るためには、努力と工夫が必要です。肥溜めから堆肥を作る場合は、どの素材をどれだけ入れるかによって土の養分に変化が現れます。稲の成長を促したり、病気や害虫の発生を抑制したりする効果もあるので、与えすぎに注意しながら堆肥を撒きましょう。
稲にまんべんなく栄養が行き渡るように、草むしりも欠かせない作業です。雑草は時間とともにどんどん生えてくるので、こまめにチェックして取り除く必要があります。また、雑草を生やさないようにする努力も必要です。
・育成期「水やり」
田んぼの水の調整も大切な作業です。水量と湿度は水路を使って管理するので、雨が何日も降り続いた場合は、放水が必要なこともあります。このように、天気や稲の成長によって管理していきます。